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古文単語「しきりに/頻りに」の意味・解説【副詞】
著作名: 走るメロス
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しきりに/頻りに

このテキストでは、古文単語「しきりに/頻りに」の意味、解説とその使用例を記している。

副詞

意味1

絶えず、繰り返し、何度も、しつこく

[出典]馬のはなむけ・門出 土佐日記
「年ごろ、よくくらべつる人々なむ、別れ難く思ひて、日しきりにとかくしつつ、ののしるうちに、夜更けぬ。」

[訳]:ここ数年、親しく付き合ってきた人たちは、(私と)別れがたく思って、一日中絶えずあれこれ(世話を)しながら、騒いでいるうちに、夜がふけてしまった。


意味2

むやみに、非常に、はなはだしく

[出典]:大納言死去 平家物語
「身にはしきりに毛生ひつつ、言ふ詞も聞き知らず。」

[訳]:体にははなはだしく毛が生えていて、口にする言葉も聞いて理解できない。


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