manapedia
更新日時:
古文単語「まじらふ/交じらふ」の意味・解説【ハ行四段活用】
著作名: 走るメロス
36,233 views
「まじらふ/交じらふ」の意味・活用・使用例【ハ行四段活用】

このテキストでは、ハ行四段活用の動詞「まじらふ/交じらふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ハ行四段活用

未然形まじらは
連用形まじらひ
終止形まじらふ
連体形まじらふ
已然形まじらへ
命令形まじらへ


意味1:自動詞

交じり合う、入り交じる

[出典]:花の木ならぬは 枕草子
「楠の木は、木立多かる所にも、ことに交じらひ立てらず...」

[訳]:楠の木は、木立が多い所でも、格別(他の木に)入り交じって立っていることはなく...


意味2:自動詞

交際する、宮仕えをする

[出典]桐壷 源氏物語
「...いとはしたなきこと多かれど、かたじけなき御心ばへのたぐひなきを頼みにてまじらひ給ふ。」

[訳]:...(その女性は)大変きまりが悪いことが多いのですが、もったいないほどの(帝の)ご愛情が比べるものがない(ほど強い)のを頼りにして、宮仕えをしなさっています。


このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。