manapedia
更新日時:
古文単語「なでふことなし/何でふこと無し」の意味・解説【連語】
著作名: 走るメロス
9,323 views
なでふことなし/何でふこと無し

このテキストでは、古文単語「なでふことなし/何でふこと無し」の意味、解説とその使用例を記している。

成り立ち

連体詞「なでふ」と名詞「こと」そして形容詞「なし」が一語になったもの。
連語

意味

たいしたことない、取るに足らない

[出典]にくきもの 枕草子
なでふことなき人の、笑がちにて、ものいたう言ひたる。」

[訳]たいしたこともない人が、にやにやと笑って、おしゃべりをしまくっている(ことはしゃくに障る)。

※「笑がち」⇒「得がち」とすると次のような現代語訳となる。
たいしたこともない人が、得意げに、おしゃべりをしまくっている(ことはしゃくに障る)。


このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。