|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
古文単語「ゆふ/結ふ」の意味・解説【ハ行四段活用】 |
著作名:
走るメロス
17,143 views |
ゆふ/結ふ
このテキストでは、ハ行四段活用の動詞「ゆふ/結ふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ハ行四段活用
未然形 | ゆは |
連用形 | ゆひ |
終止形 | ゆふ |
連体形 | ゆふ |
已然形 | ゆへ |
命令形 | ゆへ |
■意味1:他動詞
結ぶ、ゆわえる。
[出典]:うつくしきもの 枕草子
「いみじう白く肥えたるちごの二つばかりなるが、二藍の薄物など、衣長にてたすき結ひたるがはひ出でたるも...」
[訳]:とても色白で太っている子で2歳ぐらいになるのが、紅花と藍で染めた薄い絹の着物などを、丈が長くて袖を紐で結びあげたのが這ってでてきたのも...
「いみじう白く肥えたるちごの二つばかりなるが、二藍の薄物など、衣長にてたすき結ひたるがはひ出でたるも...」
[訳]:とても色白で太っている子で2歳ぐらいになるのが、紅花と藍で染めた薄い絹の着物などを、丈が長くて袖を紐で結びあげたのが這ってでてきたのも...
■意味2:他動詞
髪を結ぶ、髪型を整える。
[出典]:桐壷 源氏物語
「みづらゆひ給へる頬つき、顔のにほひ、さま変へ給はむこと惜しげなり。」
[訳]:角髪を結われた顔つきや、顔の美しさは、(元服でその)姿をお変えになるであろうことが残念なようです。
「みづらゆひ給へる頬つき、顔のにほひ、さま変へ給はむこと惜しげなり。」
[訳]:角髪を結われた顔つきや、顔の美しさは、(元服でその)姿をお変えになるであろうことが残念なようです。
■意味3:他動詞
組み立てる。
[出典]:亀山殿の御池に 徒然草
「さて、宇治の里人を召して、こしらへさせられければ、やすらかに結ひて参らせたりけるが...」
[訳]:そこで、(水車で有名な)宇治の里の人をお呼びになって、(水車を)造らせなさったところ、(彼らは)たやすく(水車を)組み立てて献上したのだが...
「さて、宇治の里人を召して、こしらへさせられければ、やすらかに結ひて参らせたりけるが...」
[訳]:そこで、(水車で有名な)宇治の里の人をお呼びになって、(水車を)造らせなさったところ、(彼らは)たやすく(水車を)組み立てて献上したのだが...
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「こち/東風」の意味・解説
>
古文単語「こころぼそし/心細し」の意味・解説【形容詞ク活用】
>
古文単語「おほす/仰す」の意味・解説【サ行下二段活用】
>
古文単語「じゃうずめかし/上衆めかし」の意味・解説【形容詞シク活用】
>
古文単語「なさけふかし/なさけぶかし/情け深し」の意味・解説【形容詞ク活用】
>
最近見たテキスト
古文単語「ゆふ/結ふ」の意味・解説【ハ行四段活用】
10分前以内
|
>
|