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古文単語「めざまし/目覚まし」の意味・解説【形容詞シク活用】
著作名: 走るメロス
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めざまし/目覚まし

このテキストでは、シク活用の形容詞「めざまし/目覚まし」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

形容詞・シク活用

未然形めざましくめざましから
連用形めざましくめざましかり
終止形めざまし
連体形めざましきめざましかる
已然形めざましけれ
命令形めざましかれ


意味1

目が覚めるほど素晴らしい、思いのほかすばらしい

[出典]:夕顔 源氏物語
「うちとけたらぬもてなし、髪の下がり端、めざましくとも見たまふ。」

[訳]:気を許していない態度、髪の垂れ具合など、思いのほか素晴らしいと御覧になります。


意味2

気に食わない、心外である、不愉快である

[出典]桐壷 源氏物語
「はじめより我はと思ひ上がり給へる御方々、めざましきものにおとしめ嫉み給ふ。」

[訳]:(宮廷に仕え始めた)当初から、自分こそは(帝の寵愛を受ける)と自負していらっしゃる方々は、(寵愛を受けていた女性を)気に食わない者としてさげすみ、ねたみなさいます。


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