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古文単語「まうく/設く/儲く」の意味・解説【カ行下二段活用】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、カ行下二段活用の動詞「まうく/設く/儲く」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
未然形 | まうけ |
連用形 | まうけ |
終止形 | まうく |
連体形 | まうくる |
已然形 | まうくれ |
命令形 | まうけよ |
準備する、用意する。
[出典]:世に従はん人は 徒然草
「迎ふる気、下にまうけたるゆゑに、待ちとるついで甚だ速し。」
[訳]:(葉が散る時機を)待ち受ける生気が、(木の)内部に準備しているので、(葉が散るのを)待ち受け(て芽が出)る順序がとても早いのです。
「迎ふる気、下にまうけたるゆゑに、待ちとるついで甚だ速し。」
[訳]:(葉が散る時機を)待ち受ける生気が、(木の)内部に準備しているので、(葉が散るのを)待ち受け(て芽が出)る順序がとても早いのです。
設置する、造る、建てる。
[出典]:落窪物語
「男君もいと頼もしう、三つば四つばも設けたまひてむ。」
[訳]:男君も大変頼もしく、三棟、四棟とお建てになるでしょう。
「男君もいと頼もしう、三つば四つばも設けたまひてむ。」
[訳]:男君も大変頼もしく、三棟、四棟とお建てになるでしょう。
(子どもや配偶者を)
得る、できる。
利益を得る、拾う。
(病気などに)
かかる。
[出典]:徒然草
「この世には過ち多く、財を失ひ、病をまうく。」
[訳]:この世には(酒の)過ちが多く、財産を失い、病気にかかる。
「この世には過ち多く、財を失ひ、病をまうく。」
[訳]:この世には(酒の)過ちが多く、財産を失い、病気にかかる。
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