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古文単語「たのむ/頼む」の意味・解説【マ行四段活用/マ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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「たのむ/頼む」の意味・活用・使用例【マ行四段活用/マ行下二段活用】

このテキストでは、古文単語「たのむ/頼む」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。

「たのむ/頼む」には、
①マ行四段活用
②マ行下二段活用
の用法がある。

①マ行四段活用

未然形たのま
連用形たのみ
終止形たのむ
連体形たのむ
已然形たのめ
命令形たのめ


意味1:他動詞

信頼する、あてにする

[出典]筑紫に、なにがしの押領使 徒然草
「年ごろ頼みて、朝な朝な召しつる土大根らに候う。」

[訳]:長い間あなたが信頼して、毎朝召し上がっていた大根です。


意味2:他動詞

主人として仕える

[出典]:平家物語
「頼朝をたのまば助けて使はんは、いかに。」

[訳]:頼朝に仕えるならば助けて家来として使ってやるが、どうだ。




②マ行下二段活用

未然形たのめ
連用形たのめ
終止形たのむ
連体形たのむる
已然形たのむれ
命令形たのめよ


意味1:他動詞

期待させる、当てにさせる

[出典]今日はそのことをなさんと思へど 徒然草
「待つ人は障りありて、頼めぬ人は来たり。」

[訳]:待ち人は差し支えがあって(来ず)、(来るのを)期待させない人は来てしまう。


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