|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
夏目漱石『題自画(唐詩読罷倚闌干〜)』書き下し文・現代語訳と解説 |
著作名:
走るメロス
20,473 views |
夏目漱石『題自画』
ここでは夏目漱石が詠んだ漢詩『題自画(唐詩読罷倚闌干〜)』の書き下し文、現代語訳(口語訳)とその解説を行っています。
白文(原文)
唐 詩 読 罷 倚 闌 干
午 院 沈 沈 緑 意 寒
借 問 春 風 何 処 有
石 前 幽 竹 石 間 蘭
書き下し文
唐詩読み罷(や)めて 闌干(らんかん)に倚(よ)る
午院沈沈として 緑意寒し
借問(しゃもん)す 春風何れの処(ところ)にか有ると
石前の幽竹 石間の蘭
現代語訳
唐詩を読むのをやめて、窓の手すりにもたれる。
昼下がりの庭は静まり返って、緑の木々は寒々としている。
春風はどこに行ったのかと自問する。
庭石の傍らにある竹がそよぎ、蘭がゆれている(そこに来ていたのだ)。
形式
この漢詩は七つに並んだ漢字が四つの行からなる、七言絶句というスタイルをとっています。次の三つの語句が韻を踏んでいます。(押韻という)
・「干(カン)」
・「寒(カン)」
・「蘭(ラン)」
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
蘇軾『春夜』書き下し文・現代語訳と解説(押韻・詩形など)
>
『死諸葛走生仲達(死せる諸葛、生ける仲達を走らす)』 書き下し文・現代語訳(口語訳)と文法解説
>
史記『澠池之会・めんちの会(秦王使使者告趙王〜)』現代語訳・書き下し文と解説
>
李白『贈汪倫(汪倫に贈る)』書き下し文・現代語訳(口語訳)とその解説
>
杜甫『春夜喜雨(春夜雨を喜ぶ)』 書き下し文・現代語訳(口語訳)とその解説
>
最近見たテキスト
夏目漱石『題自画(唐詩読罷倚闌干〜)』書き下し文・現代語訳と解説
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング
注目テキスト