更新日時:
|
|
孟浩然『宿建徳江』(建徳江に宿る)現代語訳・書き下し文と解説(押韻など) |
|
著作名:
走るメロス
64,128 views |
ここでは孟浩然の詠んだ漢詩『宿建徳江』の書き下し文、現代語訳と解説をおこなっています。
移舟泊煙渚
日暮客愁新
野曠天低樹
江清月近人
舟を移して煙渚に泊す
日暮客愁新たなり
野曠くして天は樹より低く
江清くして月は人に近し
舟を動かして、川のもやが立ち込める岸に停泊をした
夕暮れ時には旅愁が新たにわいてくる
野は広くして、空は木々の高さに垂れ下がっている(ように見える)
川は澄み、月は人の近くにある(ように低く感じられる)
この漢詩は五つに並んだ漢字が四つの行からなる、五言絶句というスタイルをとっています。「新(シン)」「人(ジン)」が韻を踏んでいます。(押韻という)
また、第三句と第四句は対句をなしています。
客 | 「旅人」を意味する |
天低樹 | 「高い位置にあるはずの空が、樹に届くぐらい低く見える」ということ |
月近人 | 「天低樹」と同様に、「月が手に届きそうなぐらい低い位置にあるように思える」ということ |
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
『臥薪嘗胆』テストで出題されそうな問題
>
老子『無用の用・無用之用』現代語訳・書き下し文と解説
>
杜甫『春夜喜雨(春夜雨を喜ぶ)』 書き下し文・現代語訳(口語訳)とその解説
>
『杜子春伝(杜子春者、蓋周隋閒人〜)』書き下し文・現代語訳(口語訳)と解説
>
『登鸛鵲楼(かんじゃくろうに登る)』書き下し文・現代語訳(口語訳)と文法解説 王之渙
>
最近見たテキスト
孟浩然『宿建徳江』(建徳江に宿る)現代語訳・書き下し文と解説(押韻など)
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング