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古文単語「たはぶる/戯る」の意味・解説【ラ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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たはぶる/戯る

このテキストでは、ラ行下二段活用の動詞「たはぶる/戯る」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。

ラ行下二段活用

未然形たはぶれ
連用形たはぶれ
終止形たはぶる
連体形たはぶるる
已然形たはぶるれ
命令形たはぶれよ


意味1:自動詞

遊び興じる

[出典]:平家物語
「夏のことなれば、何となう河の水に戯れたまふほどに...」

[訳]:夏のことなので、なんとなく川の水で遊び興じられるうちに...


意味2:自動詞

ふざける、冗談を言う

[出典]十訓抄
「定頼中納言たはぶれて、小式部内侍にありけるに...」

[訳]:定頼中納言がふざけて、小式部内侍が(局に)いたときに...

[他の収録作品]
古今著聞集




意味3:自動詞

色ごとに興じる

[出典]:蜻蛉日記
あさましと思ふに、うらもなくたはぶるれば...」

[訳]:あきれたことだと思っていると、遠慮もなく色ごとに興じるので......


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