manapedia
更新日時:
枕草子 原文全集「細殿の遣戸を」
著作名: 古典愛好家
5,711 views
細殿の遣戸を

細殿の遣戸を、いととうおしあけたれば、御湯殿に、馬道より下りてくる殿上人、なえたる直衣(なをし)、指貫(さしぬき)の、いみじうほころびたれば、色々の衣どものこぼれいでたるを、押し入れなどして、北の陣ざまにあゆみゆくに、あきたる戸の前を過ぐとて、纓(ゑい)をひきこして、顔にふたぎていぬるもをかし。
                 
                     
                      
                     
                  
                    
          

このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。