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更新日時:
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枕草子 原文全集「滝は/河は」 |
著作名:
古典愛好家
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滝は
滝は音なしの滝。布留(ふる)の滝は、法皇の御覧じにおはしましけむこそめでたけれ。
那智(なち)の滝は、熊野にありと聞くがあはれなり。
とどろきの滝は、いかにかしがましく、おそろしからむ。
河は
河は飛鳥川、淵瀬も定めなく、いかならむとあはれなり。
大井河。音無川。水無瀬川。
みみと川、またもなにごとを、さくじり聞きけむと、をかし。
たまほし川。細谷川。五貫川(いつぬきがわ)、沢田川などは、催馬楽(さいばら)などの思はするなるべし。
名取川、いかなる名を取りたるならむと聞かまほし。
吉野河。天の河原、「たなばたつ女に宿からむ」と業平が詠みたるもをかし。
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