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『今日はそのことをなさんと思へど』の品詞分解 徒然草 |
著作名:
走るメロス
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今日はそのことをなさんと思へど
このテキストでは、徒然草の一節「今日はそのことをなさんと思へど」の品詞分解を記しています。
※現代語訳:『今日はそのことをなさんと思へど』わかりやすい現代語訳と解説
※徒然草は兼好法師によって書かれたとされる随筆です。清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』と並んで「古典日本三大随筆」と言われています。
品詞分解
※名詞は省略しています。
■今日はその事をなさんと思へど、あらぬ急ぎ先づ出で来て紛れ暮らし、待つ人は障りありて、頼めぬ人は来たり。
今日 | ー |
は | 係助詞 |
そ | 代名詞 |
の | 格助詞 |
事 | ー |
を | 格助詞 |
なさ | サ行四段活用「なす」の未然形 |
ん | 意志の助動詞「む」の終止形 |
と | 格助詞 |
思へ | ハ行四段活用「おもふ」の已然形 |
ど、 | 接続助詞 |
あらぬ | 連体詞 |
急ぎ | ー |
まづ | 副詞 |
出で来 | カ行変格活用「いでく」の連用形 |
て | 接続助詞 |
紛れ暮し、 | サ行四段活用・連用形 |
待つ | タ行四段活用・連体形 |
人 | ー |
は | 係助詞 |
障り | ー |
あり | ラ行変格活用「まぎれくらす」の連用形 |
て、 | 接続助詞 |
頼め | マ行下二段活用「たのむ」の未然形 |
ぬ | 打消の助動詞「ず」の連体形 |
人 | ー |
は | 係助詞 |
来 | カ行変格活用「く」の連用形 |
たり。 | 完了の助動詞「たり」の終止形 |
■頼みたる方の事は違ひて、思ひ寄らぬ道ばかりは叶ひぬ。煩はしかりつる事はことなくて、易かるべき事はいと心苦し。
頼み | マ行四段活用「連用形」連用形 |
たる | 存続の助動詞「たり」の連体形 |
方 | ー |
の | 格助詞 |
事 | ー |
は | 係助詞 |
違ひ | ハ行四段活用「たがふ」の連用形 |
て、 | 接続助詞 |
思ひ寄ら | ラ行四段活用「おもひよる」の未然形 |
ぬ | 打消の助動詞・連体形 |
道 | ー |
ばかり | 副助詞 |
は | 係助詞 |
叶ひ | ハ行四段活用・連用形 |
ぬ。 | 完了の助動詞「ず」の終止形 |
煩はしかり | 形容詞・シク活用「わづらはし」の連用形 |
つる | 完了の助動詞「つ」の連体形 |
事 | ー |
は | 係助詞 |
ことなく | 形容詞・ク活用「ことなし」の連用形 |
て、 | 接続助詞 |
易かる | 形容詞・ク活用「やすし」の連体形 |
べき | 当然の助動詞「べし」の連体形 |
事 | ー |
は | 係助詞 |
いと | 副詞 |
心苦し。 | 形容詞・シク活用「こころぐるし」の終止形 |
■日々に過ぎ行くさま、かねて思ひつるには似ず。一年の中もかくの如し。一生の間もまたしかなり。
日々 | ー |
に | 格助詞 |
過ぎ行く | カ行四段活用「すぎゆく」の連体形 |
さま、 | ー |
かねて | 副詞 |
思ひ | ハ行四段活用「おもふ」の連用形 |
つる | 完了の助動詞「つ」の連体形 |
に | 格助詞 |
は | 係助詞 |
似 | ナ行上一段活用「にる」の未然形 |
ず。 | 打消の助動詞・「ず」の終止形 |
一年 | ー |
の | 格助詞 |
うち | ー |
も | 係助詞 |
かくのごとし。 | 連語、または副詞「かく」+格助詞「の」+比況の助動詞「ごとし」の終止形 |
一生 | ー |
の | 格助詞 |
間 | ー |
も | 係助詞 |
また | 副詞 |
しかなり。 | 連語、または副詞「しか」+断定の助動詞「なり」の終止形「なり」 |
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