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韋后とは わかりやすい世界史用語702 |
著作名:
ピアソラ
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韋后とは
韋后(韋皇后)は、中国唐代の皇后であり、中宗の第二夫人でした。彼女は、夫の第二の治世中に、義母である武則天の例に倣い、権力を掌握しようとしました。韋后は正式には摂政ではありませんでしたが、夫の治世中に実質的に政府の事務を掌握していました。
韋后の生年は不明ですが、中宗が皇太子であったとき、彼女を第二夫人として迎えました。彼の最初の妻である趙皇后は、母親の長楽公主が武則天を怒らせたために餓死させられました。
唐高宗が683年に亡くなり、中宗が即位しましたが、実際の権力は彼の母親である武則天の手にありました。武則天は690年に李哲の兄弟である李旦に譲位を強制し、唐を中断させ、自らの周(武周)を建国しました。
705年、武則天が退位し、中宗が再び即位しました。韋后は再び皇后となり、政府の事務を実質的に掌握しました。彼女は娘の安楽公主と共に中宗を毒殺したと伝えられています。中宗の死後、韋后は皇太后となり、少帝の摂政として正式に権力を握りました。
しかし、彼女の摂政はわずか17日間で終わりました。710年、しかし間もなく李隆基(玄宗)が政変を起こし、その父である相王李旦(睿宗)が復位しました。韋后は殺害され、その身分も庶人に落とされました。
韋后の治世は短かったものの、彼女の権力掌握の試みは唐代の政治史において重要な出来事として記録されています。彼女の物語は、権力闘争と家族内の対立がいかにして歴史を形作るかを示しています。
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