更新日時:
|
|
現代語と異なる読み方をすることば |
|
著作名:
春樹
45,709 views |
古文では、現代語とは違う読み方をする文字がでてきます。
旧漢字とは、古文書や古典文学で用いられる漢字のことを指します。これらの漢字は、現代の常用漢字とは異なる字体や字形を持っています。例えば、「龍」は「竜」、「雲」は「云」、「鳥」は「隹」といった具体例があります。
また、古文には漢字だけでなく、平仮名の変体仮名やくずし字も存在します。変体仮名とは、一音一字に統一されていない平仮名の総称であり、現在の学校教育では使われていないものです。
パターンさへ覚えてしまえば違和感なく読めるようになりますので、1つずつ紹介していきましょう。
「ゐ」はひらがなの「い」、「ゑ」はひらがなの「え」、「を」はひらがなの「お」に置き換えて読みます。
・敷居(しきゐ)→しきい
・声(こゑ)→こえ
・青(あを)→あお
「ぢ」はひらがなの「じ」、「づ」はひらがなの「ず」と考えて読みます。
「は・ひ・ふ・へ・ほ」はひらがなの「わ・い・う・え・お」と考えます。
・言う(いふ)→言う
いきなりローマ字で恐縮ですが、「au・iu・eu・ou」は「o・yu・yo・o」と考えて読みます。
いまいちイメージがつかみにくいと思いますので、例を挙げましょう。
・申す(まうす) mausu→もうす mousu
・永久(えいきう) eikiu→えいきゅう eikyu
・今日(けふ) keu→きょう k[yo
などです。
「くわ」はひらがなの「か」、「ぐわ」はひらがなの「が」と読みます。
・火事(くわじ)→かじ
古文には小さい「つ・や・ゆ・よ」はなく、小さく書いてはいませんが、読むときは小さいつもりで読みます。
つまり文脈を感じて、大文字で読むのか小文字で読むのかを捉えなければなりません。
「む」はひらがなの「ん」と考えて読みます。
・まかりなむ→まかりなん
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
貴族の葬式のしきたりや、その後の慣例
>
貴族の成人式
>
【平安時代の恋愛】
>
万葉集『梅花の歌三十二首并せて序』に収録されている和歌
>
古典での役職のランキング
>
最近見たテキスト
現代語と異なる読み方をすることば
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング