胚と胚乳は何に成長するのか
種子植物は受粉から受精を経て、
胚と
胚乳を形成します。それぞれが何に成長していくかを説明しましょう。
■胚
胚は
精細胞(裸子植物では精子にあたる)と卵細胞が受精後にできるもので、完全な個体になるまでのものを胚と言います。
胚は植物に成長する部分ですが、さらに詳しく言うと、子葉・葉芽・胚軸・葉痕に変化していきます。
■胚乳
胚乳は、
精細胞と中央細胞が受精後にできるもので(裸子植物で胚のうが変化してできます。)、
将来種子になる部分です。内乳の中にはデンプンなどの栄養素が蓄えられており、この栄養素は種子が発芽するときのエネルギーとして使われます。