はじめに
我々の体をつくっている細胞のつくりとは、一体どのようになっているのでしょう!?細胞によって、細かい形態や構造が異なるものがいろいろありますが、ここでは、どの細胞にも共通した基本的な構造についてみてみましょう。
細胞の内部は
核と
細胞質からなり、これらを合わせて
原形質と呼びます。そして原形質は
細胞膜という袋で包まれています。
では、まず
核について、細かく説明しますね!なるべく大切なことに絞って分かりやすくまとめるので、頭の中でイメージを作って勉強しましょう。
核
細胞は普通一個の核を持ち、大体が直径20~30μmの球形です。細胞がアボカドだとすると、核はその種子です。
核は、
核膜という二重の膜で包まれていて、核膜には核孔という小さな穴がたくさんあいています。「
まるでゴルフボールのようなアボカドの種子」と覚えましょう。
では、この核膜の中には何があるのかというと、ずばり
染色体(無数のチリ)と
核小体(数個のビーズ)です。大事なのは断然、
染色体の方です!
細胞自身が「分裂しよう」と思うと、ばらばらのチリだった染色体が集まって棒のようになり、
細胞分裂に重要な働きを果たすのです。実はこの染色体は、核酸、いわゆる“
DNA”でできているので、細胞分裂しても全く同じ細胞ができるようになっているんですね。
核について大事な内容は以上です。太字や色のついた部分を、途中で紹介した例えを頭に思い浮かべて覚えるといいと思います!!
次回は核とともに原形質をなす、細胞質について細かく見ていきましょう。