プレートテクトニクス
地球内部を物質の違いによって区分すると、地殻、マントル、核にわけることができました。一方で、流動のしやすさによる区分でわけてみると、流動性のない
リソスフェアと流動性のある
アセノスフェアと呼ばれる2種類にわけることができます。
そのうちリソスフェアのことを
プレートと呼んでいます。
このリソスフェアは、海洋では、10~100キロの厚さ、大陸では100~200キロほどの厚さをもっています。
地球の表面は、20枚ほどののプレートによって覆われています。
これらのプレートは常に固定されているというわけではなく、流動性のあるアセノスフェアが動くのに乗じて
それぞれが思い思いの方向に動き、ぶつかり合ったり離れたりを繰り返しています。
プレートの境界
ところで、これらのプレートの境界には名前がついています。
プレートが新しく地球内部から出てくる境界を
中央海嶺、プレートが地球内部に潜っている境界を
海溝、そして、プレートがたがいにすれ違う
トランスフォーム断層と分けられます。
これらプレートの境界では、
地震や火山活動が活発になっています。ちなみに日本は、
北アメリカプレート、
フィリピン海プレート、
ユーラシアプレート、
太平洋プレートと4つのプレートの接続部に位置しています。だから地震や活火山の多いのですね。
このように、プレートの動きによって地学現象を捉えようとする考えを、
プレートテクトニクスと言います。