はじめに
電池を直列につなぐ、並列につなぐというのを中学のときに学びましたよね。
あれと同じように抵抗を直列、そして並列につないでみるとします。
抵抗の直列接続
まずは抵抗の直列接続です。図のように抵抗を接続したとしましょう。
このとき導線を流れる電流は、
どの抵抗にも同じように流れていますので、オームの法則より
であることがわかります。この3つの式をまとめて
となります。
つまり直列接続の場合、この導線の抵抗は、
すべての抵抗の和となるわけです。
となるわけですね。これが直列接続の特徴です。
抵抗の並列接続
一方で、抵抗を並列につないだのが次の図です。
このときは、電圧は同じになりますが流れる電流の強さは各抵抗によって変わってきます。
となるのでこのことから
となります。つまり並列接続の場合、この導線の抵抗は
すべての抵抗の逆数の和となるわけです。
となるわけですね。これが並列接続の特徴です。
まとめ
抵抗を直列につないだ場合と並列につないだ場合とでは、抵抗の計算方法が異なってきますので、しっかりとおさえておきましょう。