マグマの性質によって噴火のパターン、形成される土地が変わる
火山の噴火は、マグマの性質(さらさらしているのか、ねばねばしているのか等)によって変わってきます。
マグマがさらさらしている場合、マグマだまりから地球の表面にでてくるまでは時間もかからずに、
比較的おだやかに噴火します。
溶岩には玄武岩が多く含まれ、火山ガスの量は少なめです。
粘性の低いマグマは、山の傾斜を速く流れるために、それらが固まったあとには、平な
溶岩台地や
楯状火山が形成されます。
地球上の多くの火山は、この楯状火山になります。
(世界最大の楯状火山:マウナ・ロア山)
それに比べて、マグマに粘性がある場合(ねばねばしている場合)、マグマだまりから地表に出てくるまでに時間がかかり、そのぶん
激しい噴火になります。
溶岩には流紋岩が多く含まれ、火山ガスの量も多いです。
粘性の高いマグマは、山の傾斜をゆっくりと流れるために、それらが固まったあとには、
溶岩ドームや
火山岩塔が形成されます。
(溶岩ドーム)
火山噴火の種類
ところで一言で火山の噴火と言っても、噴火には2つのタイプがあります。
○山頂噴火
火山の山頂にある中心火口から行なわれる噴火のことです。そのまんまですね。
○山腹噴火
山頂だけではなく、山腹に火口ができて噴火するパターンです。