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18_80 東アジア世界の形成と発展 / 東アジア文化圏の形成(隋・唐帝国と諸地域)

ウイグルとは わかりやすい世界史用語746

著者名: ピアソラ
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ウイグルとは

ウイグルは、もともと中央アジアの遊牧民であり、現在のモンゴルのセレンガ川とオルホン川の流域に住んでいました。彼らはトルコ系の言語を話し、8世紀には突厥に対して反乱を起こし、744年にウイグルを建国しました。これにより東突厥は滅亡しました。

ウイグルの成立と発展

ウイグルは、744年から840年までの約1世紀にわたり存在しました。この期間、ウイグルは東アジアにおいて政治的および文化的に重要な役割を果たしました。ウイグルの初代可汗はクトゥルグ・ビルゲ・コルであり、彼はオルドゥ・バリクに首都を築きました。

ウイグルは、当初はバスマル族やカルルク族と同盟を結び、突厥を打倒しました。その後、ウイグルはバスマル族を打ち破り、カルルク族との対立が始まりました。カルルク族は西へ移動し、最終的にはテュルゲシュを征服しました。

ウイグルの文化と宗教

ウイグルは、文化的にも非常に多様であり、マニ教、仏教、ネストリウス派キリスト教などが信仰されていました。特にマニ教は公式の宗教として採用され、多くのウイグル人がこの宗教を信仰しました。

ウイグルはまた、文字文化にも優れており、古ウイグル文字を使用していました。この文字は、後にモンゴル文字や満州文字の基礎となりました。

ウイグルの衰退と崩壊

ウイグルは、840年にキルギス族の侵攻により崩壊しました。この崩壊の原因は、内紛や飢饉などの内部問題も含まれていました。ウイグル人はその後、タリム盆地や中国北部に移住し、新たな王国を築きました。

ウイグルのその後の歴史

ウイグル人は、モンゴル帝国の時代には行政官として重要な役割を果たしました。彼らはモンゴル帝国の統治下で多くの地域を管理し、その文化や技術を広めました。

現代においても、ウイグル人は中国の新疆ウイグル自治区に多く住んでおり、その歴史と文化は現在も続いています。
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『世界史B 用語集』 山川出版社

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