伽耶とは　わかりやすい世界史用語602

伽耶（伽羅）は、古代朝鮮半島南部の洛東江流域に存在した連合体で、4世紀半ばに百済・新羅に取り込まれなかった国々のことです。この連合体は、三韓時代の弁韓連合体から発展し、後に新羅に併合されました。


伽耶連合体は、小さな都市国家の集合体として特徴づけられます。各都市国家は独自の文化と生活を持っていましたが、金官伽耶がその中心となっていました。伽耶は、新羅や百済との戦争を繰り返し、その影響下に置かれることが多く、特に新羅との戦争は、伽耶の歴史において重要な出来事でした。


伽耶連合体は、6世紀半ばに新羅に併合され、その歴史を終えました。伽耶の歴史は、三国史記には記録されていませんが、新羅が伽耶を自国の領土と見なしていたためと考えられています。伽耶の経済的な重要性と文化的な遺産は、後の朝鮮半島の歴史に大きな影響を与えました。

伽耶の歴史と文化は、考古学的な発見と研究によって明らかにされてきました。これらの研究は、伽耶が古代朝鮮半島において重要な役割を果たしていたことを示しています。