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18_80 西アジア・地中海世界の形成 / 古代オリエント世界

中王国時代とは 世界史用語136

著者名: ピアソラ
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第12王朝は、エジプトの歴史の中で最も栄えた時代の一つとされています。この王朝の王たちは、エジプトの統治を強化し、行政や軍事の改革を行いました。第12王朝の最も有名な王はセソストリス3世で、彼はヌビアに対する遠征を繰り返し、エジプトの支配を確立しました。彼はまた、中央政府の権力を強化するために、中エジプトの地方貴族の力を削ぐことに成功しました。

第12王朝の時代には、エジプトの文化や芸術が大きく発展しました。この時期に書かれた文学作品は、エジプト文学の最高傑作として評価されています。例えば、「シヌヘの物語」は、第12王朝の初期の王アメンエムハト1世の暗殺に巻き込まれた宮廷の役人シヌヘの冒険を描いた物語です。「イプウェルの訓戒」は、エジプトの社会や政治の混乱を批判する詩です。「人とその魂との対話」は、自殺を考える男とその魂との間の哲学的な対話です。

第12王朝の時代には、エジプトの芸術も変化しました。古王国の時代には、王や貴族の像は理想化されていましたが、中王国の時代には、より個性的で感情的な表現が見られるようになりました。また、ピラミッドの建設も続けられましたが、規模や質は古王国の時代に比べて劣っていました。第12王朝の王たちは、ファイユーム地方にあるラフーンやハワラにピラミッドを建てましたが、これらのピラミッドは泥レンガで作られており、現在ではほとんど崩れてしまっています。

第13王朝は、第12王朝の後継者として始まりましたが、その王たちは弱く、短期間しか統治できませんでした。この王朝の時代には、エジプトの政治や社会が不安定になりました。下エジプトでは、ヒクソスと呼ばれる外来の民族が力をつけていきました。ヒクソスは馬や戦車を使って戦い、エジプト人にはなじみのない新しい技術を持っていました。ヒクソスはやがてエジプトの支配者となり、第15王朝を開きました。これに対抗して、上エジプトでは第17王朝が興り、ヒクソスと戦いました。第17王朝の王アフモースは、ヒクソスをエジプトから追放することに成功し、エジプトの再統一を果たしました。これにより、エジプト第二中間期は終わり、新王国の時代が始まりました。
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『世界史B 用語集』 山川出版社

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