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浜北人とは? 静岡で出土した新人 世界史用語36

著者名: ピアソラ
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浜北人とは

浜北人とは、日本の旧石器時代の人類の一つで、1961年に静岡県浜松市浜北区の根堅洞窟で発見された化石人骨のことです。浜北人は、約1万4000年前から約1万8000年前のものと推定され、本州唯一の旧石器時代の人骨であることが確認されています。浜北人は、新人に属するとされ、縄文人と類似した形質を持っていました。浜北人の発見は、日本列島の人類史や文化史において重要な意義を持っています。



浜北人の発見の経緯と背景について見てみましょう。浜北人の化石は、石灰岩の採石場で働いていた作業員によって偶然見つかりました。当初は、動物の骨と思われていましたが、東京大学の考古学者である鈴木尚、高井冬二、長谷川善和らが調査に乗り出し、人骨であることを確認しました。浜北人の化石は、上下二つの地層から出土しました。上層の人骨は、約1万4000年前のもので、下層の人骨は、約1万8000年前のものでした。人骨のほかに、トラやヒョウなどの動物の骨や、石器や貝殻などの遺物も発見されました。浜北人の化石は、現在は東京大学の総合研究博物館に保管されていますが、浜松市の市民ミュージアム浜北には、そのレプリカが展示されています。

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『世界史B 用語集』 山川出版社

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