地球の内部のしくみ
我々は地球の表面(地表)と大気の間でしか生活をしていないわけですが、地球の内部はいったいどのようになっているのでしょうか。
地球の内部は、地表側から「
地殻」、「
マントル」、「
核」と続いています。それぞれみていきましょう。
地殻
地表の下は、5~50kmにわたって、岩石の層でできています。5~50kmとバラつぎがあるのは、大陸の下には分厚い層があるのに対し、海の下には5~10kmと比較的薄い層になっているためです。
マントル
地殻の下に存在しているのが、
マントルと呼ばれる層です。
地表の下、約3000kmあたりまで存在していると考えられています。マントルは、かんらん岩を主としている
上部マントルと、より安定した結晶構造をもつ鉱物で構成される
下部マントルとに分けられます。
核
地球の中心に位置するのが
核です(コアとも呼ばれる)。地表がまだマグマで覆われていた頃、マグマよりも密度の高い金属が深部に沈み固まったために、核の主成分は鉄でできていると考えられています。核は、個体である外殻と、液体である内核とにわけられます。