いづこ/何処
このテキストでは、古文単語「
いづこ/何処」の意味、解説とその使用例を記している。
代名詞
■意味
(方角や場所を示して)
どこ、どちら。
[出典]:
若菜上 源氏物語
「みづからの御心ながらだに、え定め給ふまじかなるを、ましてことわりも何も。
いづこにとまるべきにか。」
[訳]:ご自身のお考えでさえ、お決めになれそうにないようですので、まして(私には)慣例だとも何とも。
どちらに落ち着くことになるのでしょうか。
備考
「いづこ」は、「
いづく」が変化したもの。「いどこ」ともいう。