前回のおさらい
前回は
名詞的用法について書きましたね。今回はその2、
形容詞的用法について説明しましょう。
まず前回のおさらいです。
to+動詞の原形(
to 不定詞と言ったりもします)で、「~すること」や「~するため」のように、動詞とは違った働きをもつイディオムになります。
例えば次のような文章。
I want to play soccer. サッカーをしたい。
直訳すると、私はサッカーを
することを望んでいます。
May I have something to drink? 何か飲み物をいただけませんか?
直訳すると、何か飲む
ためのものを頂いてもいいですか?
これらのように、to+動詞は「~することや」、「~するため」と訳され、
見た目は動詞なのですが、動詞以外の働きをします。
形容詞的用法
形容詞的用法として使われるto 不定詞は、「
~する人(物)」や「
~するための人(物)」、「
~という○○」と訳します。
He was the first person to come to the seminor.
彼は、一番最初にセミナーに_きた人物だった。
to come は person にかかって、「来る人」と訳します。
文章が過去形なので「来た人」に変化します。
May I have something to drink?
何か飲み物をいただけませんか?
直訳すると、「何か飲む
ためのものをいただけませんか」となります。to drink もまた something という名詞にかかって、「何か飲むもの」と訳します。
このように
名詞にかかって形容詞のような働きをする用法を、形容詞的用法と言います。
He made a promise to come back.
彼は帰ってくると約束しました。
直訳するなれば、彼は帰ってくる
という約束をしました。
となります。これもまた、to come が promise にかかって、「帰ってくるという約束」と、形容詞的な役割を果たしていますね。
以上が形容詞的用法です。
次回は
副詞的用法について説明しましょう。