|
|
|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
『赤壁の賦』(蘇子曰客亦知夫水与月乎〜)現代語訳・書き下し文と解説 |
|
著作名:
走るメロス
72,488 views |
|
現代語訳(口語訳)
私は言いました。
「あなたもまたあの水と月のことを知っていますか。
流れるゆくものはこの(長江の)ようなものですが、今までに(すべての川の水が)流れていってしまったことはありません。
満ちたり欠けたりすることはあれ(月)のようなものですが、結局大きくなったり小さくなったりすることはありません。
思うに、物は変化するという視点からこれらをみると、天地は一瞬たりとも同じ状態でいることはありえません。
(一方で)物は変化しないという視点からこれらをみると、物も私も皆尽きることはないのです。
このうえさらに何を羨むことがありましょうか、いやありません。
天地の間の物には、(その間に存在する物すべてに)それぞれ持ち主がいます。
仮に自分の所有する物でないものは、わずかであっても取ることはできません。
ただ長江の清々しい風と山間に浮かぶ名月だけは、耳でこれ(風)をとらえると(すばらしい)音だと感じ、目でこれに出逢えば(すばらしい)色だと感じるのです。
これら(風と名月)を取ることは禁じられておらず、これらはいくら用いても尽きることはありません。
これらは万物を創造する神の尽きることのない蓄えなのです。
そして私とあなたと共に心に適(かな)うものなのです。」と。
流れるゆくものはこの(長江の)ようなものですが、今までに(すべての川の水が)流れていってしまったことはありません。
満ちたり欠けたりすることはあれ(月)のようなものですが、結局大きくなったり小さくなったりすることはありません。
思うに、物は変化するという視点からこれらをみると、天地は一瞬たりとも同じ状態でいることはありえません。
(一方で)物は変化しないという視点からこれらをみると、物も私も皆尽きることはないのです。
このうえさらに何を羨むことがありましょうか、いやありません。
天地の間の物には、(その間に存在する物すべてに)それぞれ持ち主がいます。
仮に自分の所有する物でないものは、わずかであっても取ることはできません。
ただ長江の清々しい風と山間に浮かぶ名月だけは、耳でこれ(風)をとらえると(すばらしい)音だと感じ、目でこれに出逢えば(すばらしい)色だと感じるのです。
これら(風と名月)を取ることは禁じられておらず、これらはいくら用いても尽きることはありません。
これらは万物を創造する神の尽きることのない蓄えなのです。
そして私とあなたと共に心に適(かな)うものなのです。」と。
客人は喜んで笑い、盃を洗ってさらに酒を酌みました。
酒の肴と果物はなくなり、盃や皿が(席上に)散乱しました。
舟の中でお互いに寄りかかって眠り、東の空が(朝日で)白んでいたことがわからなかったのです。
単語・文法解説
| 蘇子 | 蘇軾のこと。つまり自分を指している |
| 逝者 | 川の流れに時間が流れ行くことをかけている |
| 未嘗往也 | 「未」は再読文字。「いまだ〜(せ)ず」と読み、「まだ〜(し)ない」と訳す |
| 盈虚 | 月が満ちたり欠けたりすること |
| 消長 | 勢いが盛んになったり衰えたりすること。転じてここでは「大きくなったり小さくなったりすること」と訳す |
| 何羨乎 | 「何A乎」で「何をかA(せん)や」と読み反語を表す |
| 雖一毫而莫取 | 「雖A取」で「Aすと雖も」と読み、「例えAとしても」と訳す |
| 毫 | 長さの単位で、極めて短い、少量であることの例え |
| 肴核 | 酒のさかなと果物 |
| 枕藉 | お互いの体を枕にして眠ること |
このテキストを評価してください。
|
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
『赤壁の賦』(蘇子愀然正襟〜)現代語訳・書き下し文と解説
>
論語『子貢問政』書き下し文・現代語訳と解説
>
『矛盾』テストで出題されそうな問題
>
菅原道真『不出門』現代語訳・書き下し文と解説
>
『蟷螂之斧(蟷螂の斧)』 書き下し文・わかりやすい現代語訳(口語訳)と文法解説
>
廉頗と藺相如『完璧帰趙(趙惠文王時、得楚和氏璧〜)』現代語訳(口語訳)・書き下し文と解説
>
デイリーランキング
























