動名詞の性質
動名詞とは"動詞の原形~ing"の形をした語句のことです。文中の主語や目的語、補語などの役割を担っています。例文で紹介していきましょう。
1:
Playing soccer is difficult for me.
※サッカーをすることは、私には難しい。
2:
He usually enjoys climbing on his day off.
※彼は休日にはたいてい登山を楽しんでいます。
3:
My hobby is playing video games.
※私の趣味はテレビゲームをすることです。
4:
How about going to karaoke?
※カラオケに行くのはどう?
文の主語になる
例文1は"Playing soccer"で"サッカーをすること"と訳してあり、これがこの文の主語になっていますね。このように動名詞は、文の主語となることができます。
動名詞は訳し方が決まっていて、だいたいが"~すること"と訳しますので覚えておきましょう。
また形式主語"It"を使って
"
It is difficult for me to play soccer."
と書き換えることも可能ですのであわせておさえておきましょう。
動詞の目的語になる
例文2では"climbing"で"登山をすること"と訳していますが、これが"enjoy"の目的語となっていますね。後のテキストで述べますが
"enjoy"は、不定詞ではなく動名詞しか目的語にとりません。つまり"enjoy to 動詞の原形"とは絶対にならないということです。このような動詞は他にもありますが、"enjoy"はその代表格です。
補語となる
例文3は"S+V+C"の第2文型ですね。Sが"My hobby"、Cが"playing video games"で、「"My hobby"="playing video games"」という構図が成り立っています。ちなみに
現在進行形の文も"be動詞+動詞の原形~ing"となりますので混同しないように気をつけましょう。
前置詞のうしろに
動名詞は、前置詞の目的語として使うこともできます。例文4は"about"(またはHow about)という前置詞の後に動名詞"going"がきていますね。
前置詞のうしろに動詞の形をしたものがくる場合には、必ず動名詞を使います。例えば"How about to go"や"How about go"の形には絶対になりませんので気をつけておきましょう。