はじめに
このテキストでは、日本においてIC産業、化学繊維産業、コンピューター産業がどの場所で盛んで、なぜその場所で盛んなのかについて述べたいと思います。
IC産業
IC産業は
電子工業に分類される産業です。電子工業の特色としては、
輸送がしやすいように空港や高速周辺に立地していることが挙げられます。
またIC産業は日本の基幹産業の1つでもあるために海外への輸出も盛んです。
そのために(空港の使用料なども含めた)
輸送コストの低い地方空港の周辺に工場が多く見られます。
シリコンアイランドと呼ばれる
九州北部、そして
シリコンロードと呼ばれる
東北地方で多くの工場が分布しています。
化学繊維産業
化学繊維と言うだけに、
石油化学が盛んな土地に多く工場が立地しています。
石油化学工業が盛んな
瀬戸内工業地域、
阪神工業地帯、
中京工業地帯などが有名です。
コンピューター
コンピューターは家電製品と同様に、
輸送コストがかからずより消費者に近い都市部周辺に多く立地しています。
輸送コストがかからないとは、
大変多くの量を扱うので、
地方で製造をしてトラックや飛行機を使って輸送をするよりも消費地周辺に工場を建てた方が安上がりであるということです。