「いたつく/労く/病く」の意味・活用・使用例【カ行四段活用】
このテキストでは、カ行四段活用の動詞「
いたつく/労く/病く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
カ行四段活用
| 未然形 | いたつか |
| 連用形 | いたつき |
| 終止形 | いたつく |
| 連体形 | いたつく |
| 已然形 | いたつけ |
| 命令形 | いたつけ |
■意味1:自動詞
苦労する、骨を折る、力を尽くす。
[出典]:蜻蛉日記
「かくて、とかうものすることなど、いたつく人多くて、皆し果てつ。」
[訳]:こうして、(母の葬儀で)あれやこれやとすることなど、骨を折ってくれる人が多く、すべてやり終えた。
■意味2:自動詞
疲れる、病気になる、心身をわずらう。
■意味3:他動詞
世話をする、いたわる。
[出典]:
狩りの使ひ 伊勢物語
「朝には狩りに出だし立ててやり、夕さりは帰りつつ、そこに来させけり。かくて、ねむごろに
いたつきけり。」
[訳]:朝には(準備をして男を)狩りに送り出してやり、夕方は帰ってくると、そこ(自分の部屋)来こさせたのでした。こうして、大切に
世話をしたのでした。