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「藤壺の上の御局の小戸より出でさせ給ひける」の現代語訳・品詞分解・敬意の向き
著作名: 走るメロス
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「藤壺の上の御局の小戸より出でさせ給ひける」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解・敬意の向き

原文

あはれなることは、おりおはしましける夜は藤壺の上の御局の小戸より出でさせ給ひけるに...



現代語訳・口語訳・意味

お気の毒に思いますことには、(天皇の位を)お下りになられた夜は、藤壺の上のお部屋の小戸からお出になられたところ...


品詞分解

単語品詞敬意の向き
藤壺名詞
格助詞
名詞
格助詞
御局名詞
格助詞
小戸名詞
より格助詞
出でダ行下二段活用「いづ」の未然形
させ尊敬の助動詞「さす」の連用形語り手→花山天皇
給ひ尊敬の補助動詞・ハ行四段活用「給ふ」の連用形語り手→花山天皇
ける過去の助動詞「けり」の連体形


※「させ給ひ」で最高敬語(二重尊敬)。


主な出典

大鏡「花山院の出家」
あはれなることは、おりおはしましける夜は藤壺の上の御局の小戸より出でさせ給ひけるに、有明の月のいみじく明かかりければ、「顕証にこそありけれ。いかがすべからむ。」と仰せられけるを、「さりとて、とまらせ給ふべきやう侍らず。神璽・宝剣わたり給ひぬるには。」と粟田殿の騒がし申し給ひけるは、まだ帝出でさせおはしまさざりける先に、手づからとりて、春宮の御方にわたし奉り給ひてければ、帰り入らせ給はむことはあるまじく思して、しか申させ給ひけるとぞ。

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