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古文単語「おもひなげく/思ひ嘆く」の意味・解説【カ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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おもひなげく/思ひ嘆く

このテキストでは、カ行四段活用の動詞「おもひなげく/思ひ嘆く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

カ行四段活用

未然形おもひなげか
連用形おもひなげき
終止形おもひなげく
連体形おもひなげく
已然形おもひなげけ
命令形おもひなげけ


意味:自動詞

嘆き悲しむ

[出典]かぐや姫の嘆き 竹取物語
「この月の十五日に、かのもとの国より、迎へに人々まうで来むず。さらずまかりぬべければ、思し嘆かむが悲しきことを、この春より思ひ嘆き侍るなり。」

[訳]:今月の十五日に、あの元の国から、(私を)迎えに人々がやって参りましょう。やむをえず(月の都へ)参らなければなりませんので、(おじいさん、おばあさんが)嘆き悲しまれるようなことが切ないということを、(私は)この春から嘆き悲しんでいるのです。


備考

尊敬語は「思し嘆く」。

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