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コリント式とは わかりやすい世界史用語1027 |
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著作名:
ピアソラ
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コリント式とは
コリント式は、古代ギリシャおよびローマの建築様式の一つで、最も装飾的で華麗なデザインが特徴です。
コリント式の概要
コリント式は、古代ギリシャの建築様式の中で最も後に発展したもので、ドーリア式やイオニア式と並ぶ三大オーダーの一つです。この様式は、紀元前5世紀頃にギリシャのコリントスで発展し、その後ローマ時代に広く普及しました。コリント式は、特に神殿や公共建築物に広く用いられ、その華麗な装飾が特徴です。
コリント式の特徴
コリント式の建築には、以下のような特徴があります:
柱(コラム):コリント式の柱は、イオニア式の柱よりもさらに細く、高さがあり、通常は柱の直径の10倍から12倍の高さがあります。柱には24本の縦溝(フルート)が刻まれており、これが柱の優雅な外観を強調しています。
柱頭(キャピタル):コリント式の柱頭は、特徴的なアカンサスの葉で装飾されています。このデザインは、柱の上部に華麗さと複雑さを加えています。また、柱頭には渦巻き模様(ボリュート)が施されることが多く、これが柱の装飾性をさらに高めています。
基礎(ベース):コリント式の柱は、イオニア式と同様に基礎(ベース)を持っています。この基礎は、柱のシャフトとスタイロベート(基壇)を分ける役割を果たしています。
エンタブラチュア:柱の上にはエンタブラチュア(梁)があり、これもコリント式の特徴的な要素です。エンタブラチュアは、アーキトレーブ、フリーズ、コーニスの3つの部分から構成されています。特にフリーズには、連続した装飾模様が施されることが多いです。
コリント式の歴史と発展
コリント式は、紀元前5世紀頃にギリシャのコリントスで発展し、その後ギリシャ本土やエーゲ海の島々にも広がりました。特にヘレニズム期(紀元前323年~31年)には、多くの神殿や公共建築物に採用されました。
コリント式の代表的な建築物として、アテネのオリンピエイオン神殿や、ローマのパンテオンが挙げられます。これらの建築物は、コリント式の特徴を完璧に備えており、その美しさと華麗さで知られています。
コリント式の影響
コリント式は、その華麗で装飾的なデザインが評価され、後のローマ建築やルネサンス建築にも大きな影響を与えました。ローマ時代には、コリント式の柱が公共建築物や神殿に広く採用され、ルネサンス期には、古代ギリシャの美学を再評価する動きの中で再び注目されました。
コリント式の具体例
コリント式の代表的な建築物として、以下のものが挙げられます:
オリンピエイオン神殿(アテネ):ヘレニズム期の代表的なコリント式神殿で、アテネに位置しています。この神殿は、コリント式の特徴を完璧に備えており、その美しさと華麗さで知られています。
パンテオン(ローマ):ローマにあるパンテオンも、コリント式の代表的な例です。この神殿は、その巨大な規模と精巧な装飾で知られています。
バッカス神殿(バールベック):レバノンのバールベックにあるバッカス神殿も、コリント式の代表的な例です。この神殿は、その壮大なデザインと装飾で知られています。
コリント式の美学と哲学
コリント式は、その華麗さと装飾性が、古代ギリシャの美学と哲学を反映しています。古代ギリシャでは、建築は単なる機能的な構造物ではなく、社会や文化、宗教の象徴としての役割を果たしていました。コリント式の建築は、その華麗なデザインと装飾的な要素が、ギリシャ人の美的感覚や価値観を表現しています。
コリント式は、古代ギリシャの建築様式の中で最も装飾的で華麗なスタイルとして知られています。その華麗なデザインと装飾的な要素は、古代ギリシャの美学と哲学を反映しており、後のローマ建築やルネサンス建築にも大きな影響を与えました。コリント式の代表的な建築物として、オリンピエイオン神殿やパンテオン、バッカス神殿が挙げられます。これらの建築物は、その美しさと華麗さで高く評価されています。
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