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垂心の証明[座標を用いた図形の性質の証明] |
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著作名:
ふぇるまー
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2直線が垂直に交わるときの条件を用いて、垂心の証明をしてみましょう。
図のように、座標上にある三角形ABCの頂点から各辺に垂線をおろし、辺との交点をそれぞれP、Q、Rとします。このときAP、BQ、CRが1点で交わることを証明しなさい。
つまり、△ABCの垂心を証明しなさいということですね。
※わかりやすくするために、AからBCにおろした垂線が、y軸とかぶるような三角形をモデルに作図してあります。
A、B、Cの座標をそれぞれA(0,a)、B(b,0)、C(c,0)とします。
(a≠0、b≠0、c≠0)
ABの傾きは、
ここでRCの傾きをm₁としたとき、ABとRCは垂直に交わることから、
またRCは点C(c,0)を通るので、傾きとあわせて、直線の方程式を求めます。
CAの傾きは、
ー①
ここでBQの傾きをm₂としたとき、CAとBQは垂直に交わることから、
またRCは点B(b,0)を通るので、傾きとあわせて、直線の方程式を求めます。
−②
①と②より、RCとBQは
を切片とする直線であることがわかりました。つまりこの点で①と②は交わることになります。そしてこの点はもちろんy軸上の点なので、APもまたこの点を通ります。
以上から、AP、BQ、CRが1点で交わることが証明できました。
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