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宗教改革2 ~各国のカルヴァン派 ピューリタン・プレスビテリアン・ユグノー・ゴイセン~
著作名: エンリケ航海王子
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はじめに

前回はルターが起こした宗教改革の流れを見てきました。今回はカルヴァンの行った宗教改革を説明したいと思います。

プロテスタントの新しい流れ

ルター派が活躍したドイツの宗教改革に対して、スイスではツヴィングリという改革者がチューリッヒを中心に活動していました。

彼はルターと共に改革を行おうとしましたが、教義の違いからルターの協力を得られず、旧教派と戦って戦死してしまいます。

ツヴィングリのあと、フランソワ1世の弾圧から逃れるためにスイスにやってきたのが、フランス人宗教家のカルヴァンです。

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(カルヴァン像)

1536年に、彼は「キリスト教綱要」という本を出版し、福音主義を理論化しました。

福音主義というのは、キリスト教徒の救いは聖書による信仰によってのみもたらされるとしたプロテスタントの主張です。


このキリスト教綱要の出版がきっかけで、カルヴァンはジュネーヴへと招かれ、そこが彼の活動の場となり、その後ジュネーヴを宗教的戒律で統治しました。



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