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藤原俊成『昔思ふ草の庵の夜の雨に涙な添へそ山ほととぎす』 現代語訳と品詞分解
著作名: 走るメロス
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『昔思ふ草の庵の夜の雨に涙な添へそ山ほととぎす』現代語訳と解説

このテキストでは、新古今和歌集に収録されている歌「昔思ふ草の庵の夜の雨に涙な添へそ山郭公」のわかりやすい現代語訳・口語訳と解説、そして品詞分解を記しています。





新古今和歌集とは

新古今和歌集(しんこきんわかしゅう)は、鎌倉時代初期に編纂された勅撰和歌集(ちょくせんわかしゅう)です。勅撰和歌集とは、天皇や上皇の命令により編集された和歌集のことです。


原文

昔思ふ草の庵の夜の雨に涙な添へそ山郭公


ひらがなでの読み方

むかしおもふ くさのいおりの よるのあめに なみだなそへそ やまほととぎす


現代語訳(口語訳)

昔の優雅な暮らしを思い出して寂しくしているこの草庵に雨が降っている。山で鳴くほととぎすよ、悲しい鳴き声で、さらに私に涙の雨まで降らそうとさせないでおくれ。




解説・鑑賞のしかた

歌の詠み手は藤原俊成です。過去の華やかな生活を、現在の質素な暮らしと対比させています。さらに山ほととぎすの悲しい鳴き声をあわせることで、感傷的な雰囲気を作り出しています。


単語

昔思ふ過去の、優雅な暮らしの生活のことを、今は草庵の中で思いだしているということで、感傷的な意味合いをかもしだしている
夜の雨にここで降っている雨は五月雨
涙なそへそ山ほとぎすの悲しみを誘う鳴き声で、涙(という雨)が出そうなので、そうさせないでくれ



単語

※名詞は省略しています。

思ふハ行四段活用・連体形
格助詞
格助詞
格助詞
格助詞
副詞
そへハ行下二段活用・連用形
終助詞
山郭公



著者情報:走るメロスはこんな人

学生時代より古典の魅力に取り憑かれ、社会人になった今でも休日には古典を読み漁ける古典好き。特に1000年以上前の文化や風俗をうかがい知ることができる平安時代文学がお気に入り。作成したテキストの総ページビュー数は1,6億回を超える。好きなフレーズは「頃は二月(にうゎんがつ)」や「月日は百代の過客(くゎかく)にして」といった癖のあるやつ。早稲田大学卒業。

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