|
|
|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
古代シリアとは 世界史用語169 |
|
著作名:
ピアソラ
5,427 views |
|
古代シリアとは
古代シリアとは、現在のシリア・アラブ共和国の領土とその周辺地域にあたる地域の歴史的呼称です。この地域は、古代から多くの民族や文明が栄え、衰退し、消滅してきた場所であり、メソポタミアやセムのルーツから、ローマやビザンチンの遺産まで、様々な影響を受けてきました。
古代シリアの歴史は、紀元前3千年紀にこの地域で最初の文字が記録されたころから始まります。その頃のシリアは、シュメール人、ミタンニ人、アッシリア人、バビロニア人、エジプト人、ヒッタイト人、カナン人などの支配下にありました。紀元前2千年紀には、フェニキア人と呼ばれるカナン人の一派がシリアの沿岸部を支配し、アムリト、シムラ、アルワド、パルトス、ラミタ、シュクシなどの都市国家を建設しました。フェニキア人は、地中海貿易において重要な役割を果たし、アルファベットの発明やカルタゴの建設などの業績を残しました。
紀元前1千年紀には、シリアはアラム人と呼ばれるセム系の民族によって支配されました。アラム人は、アラム語という言語を広め、アラム文字という文字を発明しました。アラム人の中でも最も有名な王国は、ダマスカスを首都とするアラム・ダマスクであり、イスラエル王国やアッシリア帝国と争いました。また、シリアの北部には、ヒッタイト人の末裔とされるシリア・ヒッタイト人と呼ばれる諸国家が存在しました。これらの国家は、アッシリア帝国やバビロニア帝国によって次々と滅ぼされました。
紀元前6世紀には、シリアはアケメネス朝ペルシアの支配下に入りました。ペルシア人は、シリアをサトラップと呼ばれる行政区画に分け、現地の文化や宗教を尊重しました。紀元前4世紀には、アレクサンドロス大王がシリアを征服し、ギリシア文化が広まりました。アレクサンドロスの死後、シリアはセレウコス朝と呼ばれるヘレニズム王朝の支配下に入りました。セレウコス朝は、アンティオキアを首都とし、シリアをシリア・コエレとシリア・フェニキアに分けました。セレウコス朝は、ローマ帝国やパルティア帝国と争い、紀元前1世紀にはローマに滅ぼされました。
紀元前1世紀から紀元後4世紀にかけて、シリアはローマ帝国の属州となりました。ローマ人は、シリアに多くの都市や道路や水道などのインフラを建設し、シリアの文化や宗教にも影響を与えました。ローマ帝国の分裂後、シリアは東ローマ帝国(ビザンチン帝国)の支配下に入りました。ビザンチン帝国は、シリアにキリスト教を広め、教会や修道院などの建築物を建設しました。しかし、ビザンチン帝国は、ササン朝ペルシアやイスラム帝国との戦争によってシリアを失いました。
このテキストを評価してください。
|
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
シャンポリオンとは 世界史用語168
>
パレスチナとは 世界史用語170
>
金属貨幣とは わかりやすい世界史用語230
>
ウル第3王朝とは 世界史用語105
>
古代オリエントの60進法とは 世界史用語122
>
テル=エル=アマルナとは 世界史用語148
>
ソロモン王とは わかりやすい世界史用語190
>
デイリーランキング
注目テキスト
世界史
- 先史時代
- 先史時代
- 西アジア・地中海世界の形成
- 古代オリエント世界
- ギリシア世界
- ヘレニズム世界
- ローマ帝国
- キリスト教の成立と発展
- アジア・アメリカの古代文明
- イラン文明
- インドの古代文明
- 東南アジアの諸文明
- 中国の古典文明(殷・周の成立から秦・漢帝国)
- 古代の南北アメリカ文明
- 東アジア世界の形成と発展
- 北方民族の活動と中国の分裂(魏晋南北朝時代)
- 東アジア文化圏の形成(隋・唐帝国と諸地域)
- 東アジア諸地域の自立化(東アジア、契丹・女真、宋の興亡)
- 内陸アジア世界の形成
- 遊牧民とオアシス民の活動
- トルコ化とイスラーム化の進展
- モンゴル民族の発展
- イスラーム世界の形成と拡大
- イスラーム帝国の成立
- イスラーム世界の発展
- インド・東南アジア・アフリカのイスラーム化
- イスラーム文明の発展
- ヨーロッパ世界の形成と変動
- 西ヨーロッパ世界の成立
- 東ヨーロッパ世界の成立
- 西ヨーロッパ中世世界の変容
- 西ヨーロッパの中世文化
- 諸地域世界の交流
- 陸と海のネットワーク
- 海の道の発展
- アジア諸地域世界の繁栄と成熟
- 東アジア・東南アジア世界の動向(明朝と諸地域)
- 清代の中国と隣接諸地域(清朝と諸地域)
- トルコ・イラン世界の展開
- ムガル帝国の興隆と衰退
- ヨーロッパの拡大と大西洋世界
- 大航海時代
- ルネサンス
- 宗教改革
- 主権国家体制の成立
- 重商主義と啓蒙専制主義
- ヨーロッパ諸国の海外進出
- 17~18世紀のヨーロッパ文化
- ヨーロッパ・アメリカの変革と国民形成
- イギリス革命
- 産業革命
- アメリカ独立革命
- フランス革命
- ウィーン体制
- ヨーロッパの再編(クリミア戦争以後の対立と再編)
- アメリカ合衆国の発展
- 19世紀欧米の文化
- 世界市場の形成とアジア諸国
- ヨーロッパ諸国の植民地化の動き
- オスマン帝国
- 清朝
- ムガル帝国
- 東南アジアの植民地化
- 東アジアの対応
- 帝国主義と世界の変容
- 帝国主義と列強の展開
- 世界分割と列強対立
- アジア諸国の改革と民族運動(辛亥革命、インド、東南アジア、西アジアにおける民族運動)
- 二つの大戦と世界
- 第一次世界大戦とロシア革命
- ヴェルサイユ体制下の欧米諸国
- アジア・アフリカ民族主義の進展
- 世界恐慌とファシズム諸国の侵略
- 第二次世界大戦
- 米ソ冷戦と第三勢力
- 東西対立の始まりとアジア諸地域の自立
- 冷戦構造と日本・ヨーロッパの復興
- 第三世界の自立と危機
- 米・ソ両大国の動揺と国際経済の危機
- 冷戦の終結と地球社会の到来
- 冷戦の解消と世界の多極化
- 社会主義世界の解体と変容
- 第三世界の多元化と地域紛争
- 現代文明
- 国際対立と国際協調
- 国際対立と国際協調
- 科学技術の発達と現代文明
- 科学技術の発展と現代文明
- これからの世界と日本
- これからの世界と日本
- その他
- その他
























