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新王国時代とは 世界史用語137
著作名: ピアソラ
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新王国時代とは

古代エジプトの新王国時代とは、紀元前16世紀から紀元前11世紀にかけての時代です。この時代は第18王朝から第20王朝までを含み、この時代は、エジプトが最も繁栄し、最も強大な国家となった時代であり、政治的安定と経済的繁栄がもたらされました。また、この時代は、エジプトの文化と芸術が最も発展し、多くの傑作が生み出されました。

新王国時代の始まりは、第二中間期と呼ばれる混乱の時代に、エジプトを支配していた外来の民族であるヒクソスを追放したアフモス1世の治世にさかのぼります。アフモス1世はエジプトを再統一し、新王国時代を開きました。彼の後継者たちは、第18王朝を形成し、エジプトの領土を拡大しました。彼らは、近東地域に軍事遠征を行い、エジプトの影響力を高めました。また、ヌビア地方にも進出し、第4瀑布までエジプトの支配下に置きました。



新王国時代のエジプト人は、神々と王に対して多大な敬意と献身を示しました。特に、テーベのアムン神は、エジプトの最高神として崇められました。アムン神の神殿は、カルナックにあり、王や貴族たちによって寄進された多くの像や碑文で飾られました。また、王たちは、自分の死後の世界のために、壮大な墓や神殿を建設しました。これらの墓や神殿は、西テーベに集中しており、壁画やレリーフで装飾されていました。これらの壁画やレリーフには、死者の書や他の宗教的な文書が描かれており、王や貴族たちが死後の世界で幸せに暮らすための祈りや儀式が記されていました。

新王国時代は、王や貴族だけでなく、一般の人々の生活や文化にも目を向けると、興味深い発見があります。例えば、西テーベには、王や貴族の墓を建設した芸術家や職人たちのための村がありました。この村はディール・エル・メディーナと呼ばれ、その住人たちは、自分たちの生活や信仰に関する多くの記録を残しました。これらの記録には、日常の出来事や家族の関係、神々への祈りや呪術、裁判や罰などが含まれています。これらの記録は、古代エジプトの社会や文化を知るための貴重な資料となっています。

新王国時代は、紀元前11世紀に終わりを迎えました。この時期には、エジプトの権力は衰え、外敵の侵入や内乱が起こりました。第20王朝の最後の王であるラムセス11世の死後、エジプトは再び分裂し、第三中間期と呼ばれる混乱の時代に入りました。新王国時代は、エジプト史の中で最も栄光と繁栄に満ちた時代でしたが、その後は、エジプトの衰退と外来の支配の時代が続きました。

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