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古文単語「さぬ/さ寝」の意味・解説【ナ行下二段活用・名詞】
著作名: 走るメロス
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さぬ/さ寝

このテキストでは、ナ行下二段活用の動詞「さぬ/さ寝」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ナ行下二段活用

未然形さね
連用形さね
終止形さぬ
連体形さぬる
已然形さぬれ
命令形さねよ


意味1:自動詞

寝る

意味2:自動詞

男女が共に寝る

名詞「さね/さ寝」

連用形「さね」を名詞化して用いることもある。その場合の活用は以下のとおり。

意味

寝ること、男女が共に寝ること

[出典]百人一首
「名にしおはば逢坂山のさねかづら人に知られで来るよしもがな」

[訳]:(逢坂山のさねかずらと言って、「逢って寝る」という)名を持っているのなら、そのさねかずらを手繰るように、人には知られないで(あなたのもとへ)会いに来る方法があればなぁ。

※「さねかづら」が「さ寝」の掛詞となっている。詳しくはこちらを参照。


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