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古文単語「つれなしづくる/つれなし作る」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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「つれなしづくる/つれなし作る」の意味・活用・使用例【ラ行四段活用】

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「つれなしづくる/つれなし作る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行四段活用

未然形つれなしづくら
連用形つれなしづくり
終止形つれなしづくる
連体形つれなしづくる
已然形つれなしづくれ
命令形つれなしづくれ


意味:自動詞

なんでもないふりをする、素知らぬ様子をする

[出典]車争ひ 源氏物語
「斎宮の御母御息所、もの思し乱るる慰めにもやと、忍びて出でたまへるなりけり。つれなしつくれど、おのづから見知りぬ。」

[訳]:斎宮の御母御息所が、お心がお乱れでいらっしゃる慰めにもなろうかと、人目につかないようにお出かけになったのでした。(素性を隠して)なんでもないふりをしていますが、(葵の上側は乗っているのが御息所だと)自然と気づいてしまいました。


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