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古文単語「やつる/窶る/俏る」の意味・解説【ラ行下二段活用】 |
著作名:
走るメロス
5,420 views |
やつる/窶る/俏る
ラ行下二段活用
未然形 | やつれ |
連用形 | やつれ |
終止形 | やつる |
連体形 | やつるる |
已然形 | やつるれ |
命令形 | やつれよ |
■意味1:自動詞
地味で目立たない身なりになる、質素な服装になる。
[出典]:車争ひ 源氏物語
「網代のすこしなれたるが、下簾のさまなどよしばめるに、いたう引き入りて、ほのかなる袖口、裳の裾、汗衫など、物の色、いと清らにて、ことさらにやつれたるけはひしるく見ゆる車、二つあり。 」
[訳]:網代車で少しよれよれになったもので、下簾の様子が由緒ありげなうえに、(乗りては牛車に)ずっと引きこもっており、わずかに見える袖口や裳の裾、汗衫など、物の色がたいそう気品があって美しく、故意に質素な身なりをしている様子が際立って見える車が、2つあります
「網代のすこしなれたるが、下簾のさまなどよしばめるに、いたう引き入りて、ほのかなる袖口、裳の裾、汗衫など、物の色、いと清らにて、ことさらにやつれたるけはひしるく見ゆる車、二つあり。 」
[訳]:網代車で少しよれよれになったもので、下簾の様子が由緒ありげなうえに、(乗りては牛車に)ずっと引きこもっており、わずかに見える袖口や裳の裾、汗衫など、物の色がたいそう気品があって美しく、故意に質素な身なりをしている様子が際立って見える車が、2つあります
■意味2:自動詞
見栄えがしなくなる、衰える、みすぼらしくなる。
[出典]:玉鬘 源氏物語
「いと若かりしほどを見しに、太り黒みてやつれたれば...」
[訳]:たいそう若かったときに見たが、太り黒ずんで見栄えがしなくなったので...
「いと若かりしほどを見しに、太り黒みてやつれたれば...」
[訳]:たいそう若かったときに見たが、太り黒ずんで見栄えがしなくなったので...
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