|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
古文単語「やつる/窶る/俏る」の意味・解説【ラ行下二段活用】 |
著作名:
走るメロス
14,088 views |
やつる/窶る/俏る
ラ行下二段活用
未然形 | やつれ |
連用形 | やつれ |
終止形 | やつる |
連体形 | やつるる |
已然形 | やつるれ |
命令形 | やつれよ |
■意味1:自動詞
地味で目立たない身なりになる、質素な服装になる。
[出典]:車争ひ 源氏物語
「網代のすこしなれたるが、下簾のさまなどよしばめるに、いたう引き入りて、ほのかなる袖口、裳の裾、汗衫など、物の色、いと清らにて、ことさらにやつれたるけはひしるく見ゆる車、二つあり。 」
[訳]:網代車で少しよれよれになったもので、下簾の様子が由緒ありげなうえに、(乗りては牛車に)ずっと引きこもっており、わずかに見える袖口や裳の裾、汗衫など、物の色がたいそう気品があって美しく、故意に質素な身なりをしている様子が際立って見える車が、2つあります
「網代のすこしなれたるが、下簾のさまなどよしばめるに、いたう引き入りて、ほのかなる袖口、裳の裾、汗衫など、物の色、いと清らにて、ことさらにやつれたるけはひしるく見ゆる車、二つあり。 」
[訳]:網代車で少しよれよれになったもので、下簾の様子が由緒ありげなうえに、(乗りては牛車に)ずっと引きこもっており、わずかに見える袖口や裳の裾、汗衫など、物の色がたいそう気品があって美しく、故意に質素な身なりをしている様子が際立って見える車が、2つあります
■意味2:自動詞
見栄えがしなくなる、衰える、みすぼらしくなる。
[出典]:玉鬘 源氏物語
「いと若かりしほどを見しに、太り黒みてやつれたれば...」
[訳]:たいそう若かったときに見たが、太り黒ずんで見栄えがしなくなったので...
「いと若かりしほどを見しに、太り黒みてやつれたれば...」
[訳]:たいそう若かったときに見たが、太り黒ずんで見栄えがしなくなったので...
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「けやけし/尤けし」の意味・解説【形容詞ク活用】
>
古文単語「むれゐる/群れ居る」の意味・解説【ワ行上一段活用】
>
古文単語「すべきやうなし/為すべき様無し」の意味・解説【連語】
>
古文単語「いづれ/何れ」の意味・解説【代名詞/副詞】
>
古文単語「ふりゆく/旧り行く/古り行く」の意味・解説【カ行四段活用】
>
最近見たテキスト
古文単語「やつる/窶る/俏る」の意味・解説【ラ行下二段活用】
10分前以内
|
>
|