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古文単語「ことさらなり/殊更なり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】
著作名: 走るメロス
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ことさらなり/殊更なり

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形容動詞・ナリ活用

未然形ことさらなら
連用形ことさらなりことさらに
終止形ことさらなり
連体形ことさらなる
已然形ことさらなれ
命令形ことさらなれ


意味1

意図的に、故意に、わざと

[出典]車争ひ 源氏物語
「網代のすこしなれたるが、下簾のさまなどよしばめるに、いたう引き入りて、ほのかなる袖口、裳の裾、汗衫など、物の色、いと清らにて、ことさらにやつれたるけはひしるく見ゆる車、二つあり。 」

[訳]:網代車で少しよれよれになったもので、下簾の様子が由緒ありげなうえに、(乗りては牛車に)ずっと引きこもっており、わずかに見える袖口や裳の裾、汗衫など、物の色がたいそう気品があって美しく、故意に質素な身なりをしている様子が際立って見える車が、2つあります。


意味2

格別だ、特別だ、際立って

[出典]:若紫 源氏物語
「小さきかぎり、ことさらに参れ。」

[訳]:小さい者だけ、特別に参上しなさい。


意味3

こと改めて、改めて事にあたる様

[出典]:草枕 増鏡
「またの日に、ことさらに二条内裏へ渡されけり。」

[訳]:またの日に、改めて二条内裏に(三種の神器を)お移しになりました。


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