|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
古文単語「いはむかたなし/言はむ方無し」の意味・解説【連語/形容詞ク活用】 |
著作名:
走るメロス
4,621 views |
いはむかたなし/言はむ方無し
連語
ハ行四段活用「いふ」の未然形「いは」、推量の助動詞「む」、名詞「かた」そしてク活用の形容詞「なし」が一語になったもの。ク活用の形容詞「いはむかたなし」とする場合もある。その場合の活用は以下の通り。
形容詞・ク活用
未然形 | いはむかたなく | いはむかたなから |
連用形 | いはむかたなく | いはむかたなかり |
終止形 | いはむかたなし | ◯ |
連体形 | いはむかたなき | いはむかたなかる |
已然形 | いはむかたなけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | いはむかたなかれ |
■意味
どうしようもない、言いようもない、例えようがない。
[出典]:留志長者のこと 宇治拾遺物語
「蔵ども皆開けて、かく宝ども皆人の取り合ひたる、あさましく、悲しさ、いはむ方なし。」
[訳]:蔵をすべて開けて、このようにたくさんの宝を人々が奪い合ったのは、(長者にとって)驚きあきれることで、その悲しさは、言いようのないものです。
「蔵ども皆開けて、かく宝ども皆人の取り合ひたる、あさましく、悲しさ、いはむ方なし。」
[訳]:蔵をすべて開けて、このようにたくさんの宝を人々が奪い合ったのは、(長者にとって)驚きあきれることで、その悲しさは、言いようのないものです。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「ひとわろし/人悪し」の意味・解説【形容詞シク活用】
>
古文単語「ことふる/事旧る/言旧る」の意味・解説【ラ行上二段活用】
>
古文単語「おびたたし/おびただし/夥し」の意味・解説【形容詞シク活用】
>
古文単語「かこつ/託つ」の意味・解説【タ行四段活用】
>
古文単語「てづから/手づから」の意味・解説【副詞】
>
最近見たテキスト
古文単語「いはむかたなし/言はむ方無し」の意味・解説【連語/形容詞ク活用】
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング