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古文単語「まこと/真/実/誠」の意味・解説【名詞/副詞/感動詞】
著作名: 走るメロス
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まこと/真/実/誠

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※「まこと」は
①名詞
②副詞
③感動詞
としての用法がある。

①名詞

意味1

真実、事実

[出典]:世に語り伝ふること 徒然草
「世に語り伝ふること、まことはあいなきにや、多くはみな虚言なり。」

[訳]:世の中に語り伝えることは、真実は面白くないのであろうか、多くは皆作り事である。


意味2

誠実、偽りのない気持ち

[出典]悲田院の尭蓮上人は 徒然草
「あづま人こそ、言ひつることは頼まるれ、都の人は、こと受けのみよくて、なし。」

[訳]:東国の人は、口にしたことは信頼できますが、都の人は、受け答えだけは感じがよくて、誠実さがありません。


②副詞

意味

本当に、まったく

[出典]:万葉集
「たらちねの母を別れてまこと吾旅の仮廬に安く寝むかも」

[訳]:母と別れて本当に私は、旅の仮小屋で心穏やかに眠ることができるだろうか


③感動詞

意味

ああ、そうそう、そういえば

[出典]空を飛ぶ倉 宇治拾遺物語
まことまこと、ありつる鉢を忘れて取り出でずなりぬる、それがしわざにや。」

[訳]ああそういえば、鉢を忘れて(置きっぱなしにして)取り出さないままなのだが、そのせいだろうか。


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