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古文単語「つづく/続く」の意味・解説【カ行四段活用/カ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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つづく/続く

このテキストでは、カ行四段活用の動詞「つづく/続く」の意味、解説とその使用例を記している。

「つづく」には
①カ行四段活用
②カ行下二段活用
の用法がある。

①カ行四段活用

未然形つづか
連用形つづき
終止形つづく
連体形つづく
已然形つづけ
命令形つづけ


意味1:自動詞

連続する、後ろに続く

[出典]木曾最期 平家物語
「弓矢取りは、年ごろ日ごろいかなる高名候へども、最後の時不覚しつれば、長き疵にて候ふなり。御身は疲れさせたまひて候ふ。続く勢は候はず。

[訳]:武士は、常日頃どれほどの高名がございましょうと、死に際に失敗してしまうと、長く不名誉となるのでございます。お体はお疲れでございます。後ろに従う軍勢はございません。




②カ行下二段活用

未然形つづけ
連用形つづけ
終止形つづく
連体形つづくる
已然形つづくれ
命令形つづけよ


意味1:他動詞

連続させる、続ける、つなげる

[出典]:若紫 源氏物語
「きよげなる屋・廊下などつづけて、木立いとよしあるは...」

[訳]:こざっぱりとしていて美しい家屋や廊下などをつなげて、木立はたいへん一応の趣があるのは...


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