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今もなお紛争が続く地域~スーダン、ナイジェリア、パレスチナ~
著作名: 早稲男
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はじめに

政治的価値観、宗教対立、独裁政権への不満、民族間の対立など、様々な理由から独立を求める運動は勃発します。
デモから過激なものになると紛争になることも少なくありません。

ここでは、今もなお紛争が続いている地域についてまとめていきましょう。(※2011年現在)
スーダン内戦

1955年から続く、アフリカ最長の内戦です。2011年7月に、南スーダンがスーダンから独立を表明したものの、国境付近での油田(アビエイ地区)をめぐって今でも戦いは続いています。
ナイジェリア暴動

民族・宗教の対立から国内でのテロや交戦が続いています。
特に北部のイスラム勢力と南部のキリスト勢力との間での抗争は激しさを増しています。
パレスチナ紛争

1948年から続く、パレスチナとイスラエルの間で続く紛争です。
ことの発端は、1917年にイギリスがバルフォア宣言で「パレスチナはユダヤ人の土地である」と宣言をしたことでした。元来そこに住んでいたのはアラブ人で、このバルフォア宣言のためにそれまでアラブ社会だったパレスチナにユダヤ人自治区が誕生します。(アラブ人が住み始める前は、エルサレムはユダヤ人にとって約束の地だったのですが。。。)

自治区であればまだよかったでしょう。
1947年に国連はユダヤ人の治める国としてイスラエルの建国を認めた辺りから雲行きが怪しくなってきます。もともとそこに住んでいたアラブ人からすれば、自分たちの土地をいきなり負われてしまったということになります。イスラエルと、それに反発したアラブ勢力との戦いが今なお続いているのです。

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