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古文単語「むせぶ/噎ぶ/咽ぶ」の意味・解説【バ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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むせぶ/噎ぶ/咽ぶ

このテキストでは、バ行四段活用の動詞「むせぶ/噎ぶ/咽ぶ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

バ行四段活用

未然形むせば
連用形むせび
終止形むせぶ
連体形むせぶ
已然形むせべ
命令形むせべ


意味1:自動詞

むせる、咳き込む

[出典]安元の大火 方丈記
「あるいは煙にむせびて倒れ臥し、あるいは炎にまぐれてたちまちに死ぬ。」

[訳]:ある者は煙にむせて倒れふし、ある者は炎で気を失ってすぐに死んでしまう。


意味2:自動詞

むせび泣く

[出典]:蜻蛉日記
「なみだにむせぶばかりにて、いひもやられず。」

[訳]:涙でむせび泣くばかりで、最後まで言うことができない。




意味3:自動詞

むせび泣くような音をたてる

[出典]:徒然草
「嵐にむせびし松も、千年を待たで薪にくだかれ...」

[訳]:激しい風にむせび泣くような音を立てていた松も、千年(の寿命)を待つことなく薪に砕かれてしまい...


意味4:自動詞

(心や流れなどが)
つかえる、ひっかかる

[出典]:朝顔 源氏物語
「遣り水もいといたくむせびて...」

[訳]:.遣水もたいそうひどく(流れが)つかえて...


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