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古文単語「やりすつ/破り捨つ」の意味・解説【タ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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やりすつ/破り捨つ

このテキストでは、タ行下二段活用の動詞「やりすつ/破り捨つ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

タ行下二段活用

未然形やりすて
連用形やりすて
終止形やりすつ
連体形やりすつる
已然形やりすつれ
命令形やりすてよ


意味:他動詞

破り捨てる、破棄する

[出典]折節の 徒然草
「おぼしきこと言はぬは腹ふくるるわざなれば、筆にまかせつつ、あぢきなきすさびにて、かつ破り捨つべきものなれば、人の見るべきにもあらず。」

[訳]:こうあって欲しいと思うことを口にしないのは(お腹が膨れるような)気持ちが悪いことなので、(この文章は)筆の(勢い)にまかせながら(書いた)、つまらない気慰みで、(書いては)すぐに破り捨てるべきものだから、人が見るような(価値のある)ものでもない。


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