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古文単語「わかつ/分かつ/別つ」の意味・解説【タ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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わかつ/分かつ/別つ

このテキストでは、タ行四段活用の動詞「わかつ/分かつ/別つ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

タ行四段活用

未然形わかた
連用形わかち
終止形わかつ
連体形わかつ
已然形わかて
命令形わかて


意味1:他動詞

分ける、分配する、分別する、区別する

[出典]いみじき成敗 沙石集
「「三つをば奉らん。」と言ひて、既に分かつべかりけるとき、思ひ返して、煩ひを出ださんために...」

[訳]:「(お礼に)三つ差し上げましょう。」と言って、いよいよ(銀貨を)わけようとしたときに、(やはりあげるのが惜しくなったのか)思い直して、言いがかりをつけるために ...


意味2:他動詞

判断する、判別する、理解する

[出典]:紅葉 平家物語
「君御成人の後、清濁をわかたせたまひてのうへのことにて...」

[訳]:君がご成人なさったのち、事の善悪を判断なさったうえのことであるのに...


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